
コラム
腰痛がくり返すのはなぜ?原因は腰にないことがある

ソイ「ねえソワちゃん。腰がまた痛くなってきたんだ…。この前ほぐしてもらったときは楽になったのに、気づいたら戻ってるんだよね。」
ソワ「ふふ、その『気づいたら戻ってる』がね、いちばん多いの。病院で『異常なし』って言われたきりの人もいてね。今日はその、戻ってくる理由を一緒に見てみよっか。」
腰痛がくり返す理由は人それぞれですが、整体院 Soi(ソイ)でよく伺うのは、腰そのものではなく、その下か上が動かなくなっている形です。腰は上半身の重さを受けながら、下から伝わるずれも受け止めています。最後に音を上げるのが腰、ということが起こります。
なお、この記事は「くり返し出てくる腰の痛み」の話です。ぎっくり腰のように急に痛めた直後の腰は、対応がまったく別になります。
まず、その場で確かめてみてください
4つあります。ぜんぶで2分ほどです。立つほうは、壁のそばでやると安心です。
- 足を腰幅に開いてまっすぐ立ち、目を閉じて10秒。体重は足のどこに乗っていますか。親指の付け根か、小指側か、かかとか。左右で違いはありますか
- 玄関の靴を出して、左右の靴底を見比べてみてください。すり減っている場所が、左右で違いませんか
- 椅子に座って腕を組み、上体だけを左右にゆっくりひねってみてください。回りにくいほうがありませんか
- 壁に背中とお尻をつけて立ってみてください。あごを引いたとき、後頭部は力を入れなくても壁につきますか
上の2つと下の2つでは、腰が引っぱられている向きが違います。両方ある方もいらっしゃいます。
4つとも何ともなかった、という方もいると思います。この4つは、Soi(ソイ)でよく出会う形を選んだだけです。腰を引っぱる場所は、ほかにもたくさんあります。
つらいところをほぐせば、その場は軽くなります。ただ、動いていない側が残っていれば数日で戻ります。その場は楽なのに、すぐ戻るという形は、ここから来ていることがあります。仰向けで腰が浮く方は、寝ているあいだも同じ形のままかもしれません。
下から引っぱられるとき、土台が傾いている
1つめと2つめに心当たりがあった方は、こちらかもしれません。立ち仕事や歩き回るお仕事の方に多く見られます。
人が地面に触れているのは、足の裏だけです。家にたとえると、足の裏が基礎で、膝や股関節が柱、腰から上が壁です。基礎が少し傾いた家で、壁のひびだけを埋めても、しばらくすると同じところにひびが入ります。
体でも、似たことが起こります。足の裏で体重を受ける位置が左右でずれていると、その上の膝が向きを変え、股関節がねじれ、最後に腰でつじつまを合わせます。1日8,000歩あるけば、片方の足だけで4,000回です。
上から引っぱられるとき、腰が代わりに動いている
3つめと4つめに心当たりがあった方は、こちらかもしれません。デスクワークや、長い運転をされる方に多く見られます。
背骨は、場所によって得意な動きが違います。胸のあたりの背骨はひねる動きが得意で、腰のあたりはあまり得意ではありません。
背中が丸いまま長い時間を過ごすと、肋骨のまわりが動きにくくなってきます。すると、振り返る、手を伸ばすといった動きのときに、本来ひねってくれるはずの場所が動きません。その分を、ひねりが得意ではない腰が肩代わりします。
タオルを絞るところを思い浮かべてみてください。上と下を逆の方向にひねりますよね。もし上を持つ手が固まって動かなかったら、ねじれるのは真ん中だけです。毎日それが続けば、真ん中が先にくたびれます。
ただ、この上と下も、きれいには分かれません。胸のまわりが動かなくなっている理由をたどると、足元の傾きから始まっていることがあります。上をゆるめても戻ってしまう方が、実は下から積み上がっていた、ということも起こります。だからSoi(ソイ)では、つらい場所からみはじめても、最後は全身をみにいきます。
「異常なし」と言われても、つらいものはつらい
病院で「異常なし」と言われた方も多いと思います。これは、画像に写る範囲で、骨や神経に大きな問題が見つからなかったということです。
体の支え方や、どこが動いてどこが動いていないかは、レントゲンには写りません。写らないものは、判断の中に入っていません。だから、異常が見つからないことと、つらくないことは、別に起こります。
ただし、次のことが新しく出てきたときは、もう一度受診してください。じっとしていても強い痛みが続く。足にしびれや、力の入りにくさがある。おしっこが出にくい、あるいはもれる。転んだあとから痛みが出た。発熱をともなっている。前になかったものが出てきたのなら、あのときの「異常なし」とは別の話です。
「これをやればいい」とは、書きたくありません
腰について「この体操をすれば」と説明しているものを、よく見かけます。Soi(ソイ)は、腰に関してはそれを書きません。いくつもの場所が関わって痛みが出ているところに、ひとつの動きだけをおすすめすると、かえって強くしてしまうことがあるからです。
代わりに、確かめてほしいことがあります。痛いところではなく、痛くないと思っているところです。
足の指の形を見てみてください。親指の付け根が、外に張り出していませんか。小指や薬指が、隣の指の下にもぐり込んでいませんか。床につかずに浮いている指はありませんか。指の形には、立っているときの軸のずれが、そのまま出ていることがあります。
胸の前側を、さわってみてください。さきほど上体がひねりにくかった方は、肋骨と肋骨のあいだを、指の腹でそっとなぞってみてください。強く押さないでください。左右で感じ方が違ったり、片方だけ痛みや違和感が出ることがあります。
ここで「あ、痛い」と思った場所は、たぶん心当たりには入っていなかった場所です。痛くないと思っていただけで、痛かった。
そして、ここからが腰にとって大事なところです。
足の指が崩れていれば、立つたびに、その上でつじつまを合わせる動きが出る。肋骨のあいだが硬ければ、振り返るたびに、代わりに動いているところがある。
一度や二度なら、どうということはありません。ただ、それが毎日続きます。いま見つけたものは、腰が黙って引き受けてきたものかもしれません。
腰が引き受けている相手は、それだけとは限りません。お尻の奥だったり、ふくらはぎの外側だったり。指では届かない深さにあったり、さわっても痛みとして返ってこなかったりします。
足の指にも、胸の前にも、何も出なかった方もいると思います。その場合は、さわって分かるところには出ていない、ということです。腰を引っぱっているものが、もっと離れた場所にあることもあります。
腰をさすって、軽くなるのはその日だけ。そういう日が続いているのなら、さすっている場所と、引っぱっている場所は、別のところにあるのかもしれません。
ソイ「足の指かあ…。ぼく、自分の足なんてちゃんと見たことなかったなあ。」
ソワ「うん、みんなそうなの。ふふ、それとね——腰って、最後の砦なんだ。腰が痛くなってるってことは、その前にどこかが先に音を上げてて、それを腰がかばい続けてたのかもしれないの。かばわれてたほうは痛くないから、自分では見つけられないんだよね。弘前市で、全体をみてもらえる整体をお探しなら、一度 Soi(ソイ)の施術を受けてみて🌿」
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※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効果や治癒を保証するものではありません。効果には個人差があります。症状が強い場合や長引く場合は、医療機関にご相談ください。